皆さんこんにちは。

今回は530ツーリング(E61)のフロントハブベアリング交換を紹介します。

E61-1

ハブベアリングとは、タイヤの回転軸に使用されるベアリングです。

今回はこのハブベアリングがガタついてしまったため交換することになりました。

ハブベアリングにガタが出てしまうと、走行時にふらついたりといった不安定感が出てしまいます。

症状としては足廻りがガタついた際とほぼ同じ感じです。

ただ、ハブベアリングが原因の場合は症状が酷くなると”ゴーゴー”と異音が出るようになりますので、出来るだけ早めの修理をお勧めします。

この異音はハブベアリングからのものとなりますが、もう少し身近なところで説明すると・・・

旅行の際に使うキャリーバック(キャスターバック)ってありますよね?

買った当時は床を転がしてもキャスターの音が静かですが、キャスター内のベアリングが古くなってガタついてくるとゴロゴロと音が大きくなるのと一緒な感じです。

BMWはフロントよりもリア側のハブベアリングが駄目になってしまうケースが多いのですが、5シリーズはアルミ製の構造の為か?フロント側のベアリングが駄目になるケースの方が多いような気がします。

作業に関しても他のシリーズはベアリングを圧入して取り付けるのに対し、5シリーズはボルト固定といったような違いがありますので、構造の違いによりフロント側の故障ケースが多いのかも知れませんね。

ボルト固定となる5シリーズですが、部品交換時の注意点があります。

それは、固定に使用されるボルトには緩み止めが塗られいるため、取り付けボルトは再使用不可となる点です。

E61-2

(右が新品、左が取り外したもの)

つまり、ハブベアリング交換では固定用ボルトも新品交換しなければならないということです。

作業についても前モデルのE39とは違い、E61ではショックを取り外さなければなりません。

E61-3

BMWはどのシリーズでも運転する楽しさを感じられるメーカーです。

毎日乗っていると足廻りの劣化は感じにくいものですので、気になる方は是非つたえファクトリーにいらして下さい。

私達と一緒に、BMW本来の駆け抜ける喜びを維持していきましょう!

それでは皆さん、また次回お会いしましょう!!